車の内装職人 KYOKOの備忘録

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砥の粉を使った吸い込み実験(木片)

木目の吸い込み実験

 

 

 

鏡面作業をしようとすると、必ず出てくる強敵です!!

 

 

 

板金屋時代は、

 

『スアナ』と言うパテの空気穴で『ヤセ』と言ううものに、苦労しました。

 

乾燥後出てくる仕上げを左右する存在としては、似てるかな、、

 

 

 

 

 

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サンプル木片です。

 

240#のカラとぎで、面を出します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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今回は、昔ながらの、砥の粉を使用してみました。

 

 

 

 

 

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割合は、1:1です。

 

 

 

粉っぽい水性絵の具の、イメージかな?

 

使い方は、『刷毛で塗る!』と、ありました。

 

私は、リネン生地で、すり込む感じにしました。

 

 

 

木目の水管に、押し込むかんじかな?

 

 

 

何度か、押し込んで、乾いたら表面を240#で、さらっと研ぎました。

 

(水管以外に残ってる、砥の粉を取るためです。)

 

 

 

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木目の水管に入り、白くなってます。

 

砥の粉は、乾いてしまえば、ただの粉なので、

 

乾いた後を止める作業が必要です。

 

(砥の粉の、箱に取り扱いが記載されてます。)

 

 

 

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240#  砥の粉  油性ニス2回 

 

(砥の粉の使い方としては、基本の工程のようです。)

 

 

 

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ほとんど、吸い込みがなくなりました。

 

仕上げは、400番です。

 

 

 

 

 

 

 

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240#  砥の粉  サンディングシーラー油性3回

 

 

 

工程が、1回多いですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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こちらも、吸い込みは、ほぼ止まってます。

 

 

 

 

 

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240#  サンディングシーラー3回

 

 

 

(砥の粉を使わないとき)

 

 

 

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まだまだ、かなり残ってますね。

 

 

 

 

 

 

 

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砥の粉使用だと、ニスで、止まったので、ニスだけ入れてみたら、

 

先が見えない感じだったので、サンディングシーラーも重ねてみました。

 

 

 

 

 

240#  ニス油性1回  サンディングシーラー2回

 

 

 

サンディングシーラー3回の時と、あまり変わらないですね。

 

 

 

こちらもかなり残ってます。

 

 

 

 

 

 

 

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意外に、砥の粉の威力絶大ですね!(昔の方は、えらかった!)

 

 

 

ですが、やはり、白っぽい仕上がりになってしまいました。

 

ピンクのX印と右隣りが、砥の粉を、使ったものです。

 

今回は、着色しなかったので、木材そのものの色です。

 

 

 

 

 

 

 

(まとめ)

 

水管に押し込む作業が、上手くいけば、吸い込み処理は、かなり楽になるようですが、

 

木材は、強制乾燥は、出来ないので、時間は、かかりますね。

 

今回も、1つの作業に、1日の、乾燥時間を、1工程に取ってしまったものがありました。

 

浸透性、乾きがよく、水管にとどまってくれるものがあれば、いいんですけどね、、

 

 

 

今回油性使用でしたが、水性は、乾きの問題が、出そうな気がしました。

 

後、湿度や、気温、、

 

油性使用は、有毒性のあるものもあるので、記載は、読むほうが良いでしょう。

 

 

 

砥の粉を使った時の着色方法を試してみようかと思います。